★　。・。・゜♪゜・。・。★　BL都々逸言葉遊び交心　★　。・。・゜♪゜・。・。★











☆☆☆　『　青柳仁　　都々逸もどき尻取り遊び　』　への言葉遊び交心です。　★★★♭♭♭





★　今日は診察日で福岡の病院まで行っておりました。
　　帰って吃驚、すてきな尻取り都々逸の花が咲いています。
　大いにパワーをもらいました。
　枯木にも返り花が咲きそうな細胞の惑惑小躍りが心地好いですね。
　ありがとうございます。



　＞　おくれてごめん　いや許さない

　　　　　　　　ふくれて背を向け　手を握る　　　諭人　０１４ｖｋ１７


　　　　　　　　いや許さないと胸を叩けば

　　　ハグしてほしいの愛おしさ　　　仁　０１４ー０１ｖｋ１７


　片想い老仁の儚い夢です。
　笑って、ご寛容くださいね。





　＞　万葉集０４ー０６６１　恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽くしてよ長くと思はば　　　大伴坂上郎女



　恋しくて恋しくて恋い焦がれて
　やっと逢えた今夜じゃないの
　もっともっと心を込めて
　愛の言葉で抱きしめて！
　いつまでもいつまでもわたしを愛していたいのなら・・・



　拗ねて甘えて縋りつくというのは女人の天性の能力なのでしょうか。
　鳥でも動物でも雌は知らん振りをして雄を焦らさせ、興奮させて、誇大愛情表現を求める求愛ドラマの場面が多いですよね。
　恋愛というのは劇場効果を発揮する能力を養成する道場なのかもしれません。古来英雄色を好むといわれてきましたけれど、弁舌巧みに、贈り物も贅を極めて、愛のジェスチャーも大胆に振る舞うことのできる雄が雌獲得の王者になれるようです。雌を獲得しないと集団のボスの地位を治めることはできないんですね。
　そしてその王者の地位はいつも他の野心家の若い雄たちに狙われていて、熾烈な闘争を挑まれるんです。
　人間世界も似たようなものなんでしょうね・・・


　命の力でも財の力でも言葉の力でも女を抱きしめる総合的な力がないと男は立身出世街道を歩けない仕組みになっていたようです。
　人間の歴史は女性獲得闘争の裏歴史で動いてきたといえるのかもしれません。藤原一門の政治権力が隠然とその勢力を今も維持しているのはこの女性獲得闘争の官僚体制を作りあげてその秘策を組織的に独占してきているからでしょう。
　その秘策の官僚体制を創生する藤原勢力に対峙して、部門の誉れを守ろうとしてきた旧体制の生き残りが大伴氏なのでしょう。

　坂上郎女さんはその大伴氏の生き残りの最後のブレーンとして大伴氏を支えてきたともいえるかもしれません。大伴家持はこの叔母に育てられ、歌も恋も政治も教え込まれたのでした。
　額田王に次ぐ万葉女性歌人です。
　額田王と同じように言葉の魔術師として政治の裏舞台を生きぬいた人なのでしょう。
　言葉の魔術師というのは＜言葉遊び＞の天才と言い換えてもいいのでしょうか・・・
　額田王も大伴坂上郎女も言葉遊びの魔術を駆使して政治の裏面に食い下がってきたので彼らの歌にはこの時代の政治のダイナミズムが隠されているようにも感じます。
　歌は古代の世界から祭祀に関わり、文化力と政治力のバロメータでもあったのです。



　＞　万葉集０１ー００２０　あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る　　　額田王
　＞　万葉集０２ー００６５　われはもや安見児得たり皆人の得難にすといふ安見児得たり　　　藤原鎌足



　これらの裏側にはどんな歴史の真実が秘め込まれているのでしょうね・・・
　大伴家持の万葉集は建前の歴史に対する敗者の側の歴史的告発の集大成なのかもしれませんね・・・



　恋の駆け引き言葉遊びから政治の駆け引き言葉遊びを連想してしまいましたが
　鄙隠り老仁の妄想言葉遊びと、花を咲かせてやってくださいね。



　　　ふくれて背を向け拗ねてはみるが

　　　　　　　　愛の証が欲しいのよ　　　旅仁



　　　　　　　　おくれてごめんの言い訳無用

　　　言葉尽くして愛してよ　　　旅仁



　野の菫まこと言葉にならざりき　　　旅仁


　言葉にすれば軽く吹き飛ぶ



　わがすみれ内証として宿りけり　　　旅仁


　手にはすみれを口には笑みを


















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